『無風』

『無風』

一日を振り返って、
特に何もなかったなと思う日。

誰かと会ったわけでもなく、
これといった出来事もない。

そんな一日を、
もったいないと感じる人もいるだろう。

これが休みの日ならなおさら。

せっかくのまとまった時間なのだから、
何かしら意味のあることをした方がいい。

でも、よく考えれば、
何も起きなかったというのも、
なかなか贅沢な話である。

予定に追われず、
自分の都合で過ごせる時間は、
思っているほど多くない。

それに、
何かが起きなければ面白くないというのも、
随分と他人任せな話である。

本当は何もないと思っているところに、
実は何かがある。

一日を充実させるために、
無理に何かを足す必要もない。

無風の日には、
無風の日のよさがあるよね。