邦楽語り㊲

邦楽語り㊲

今日は、aikoさんを聴いていました。

夏になると、聴きたくなるアーティストがいます。

僕にとって、その一人がaikoさんです。

「花火」や「カブトムシ」、「ボーイフレンド」。

この季節になると、街の空気に自然と馴染んでくる曲ばかりで、夏が来たことを音楽で教えてくれるような気がします。

もちろん、そのあたりの代表曲も好きなんですが、個人的によく聴くのは「あたしの向こう」と「明日の歌」です。

「あたしの向こう」は、ドラマ『素敵な選TAXI』の主題歌でした。

当時、毎週楽しみに観ていたドラマで、竹野内豊さんの、どこか余裕のある演技がすごく印象に残っています。

物語が終わってエンディングでこの曲が流れると、「今回もいい話やったな」と自然に息をつく。

あの時間も含めて、好きなドラマでした。

「明日の歌」は、学生の頃、たまたまテレビをつけたときに新曲として披露されていたのを聴いたのが最初でした。

「なんか、この曲いいな。」

本当に、それくらいのきっかけです。

でも、そうやって偶然出会った曲ほど、
不思議と長く聴き続けている気がします。

僕は普段、音楽をおすすめするとき、「この曲いいですよ」と言うより、「なんで好きになったんやろう」と思い返すことの方が多いです。

その曲を聴いていた景色や、その頃の自分まで一緒に思い出せます。

だから音楽の話は、曲の話というより、思い出話になるのかもしれません。

季節が巡るたびに思い出す音楽がある。

夏を歩きながら、「この曲、この季節になると毎年聴いてしまうんですよね。」なんて話ができたら、少し楽しいですよね。

FIRST CLASS
伊丹夕季(いたみゆうき)