口笛

口笛

重たい扉を開け
真夏の屋外へ繰り出すと

カンカンと照らす陽射しのなか
甲高い口笛が聞こえてきた

ぴゅ〜ぴゅ〜♪

こんがり日焼けした少年が
短パンの短い裾をさらに捲り上げ
颯爽と自転車を漕ぐ姿が

なにかの歌かもわからなかったが
遠くからでも聞こえてきた口笛に
思わず目を追う

ぴゅ〜♪ぴゅ〜♪

更に音量を上げたと思ったら
立ち漕ぎへ移行しスピードも加速

あっという間に過ぎ去ってしまった

夏…エモいなぁ。

FIRST CLASS  橘 凌平