カブトムシ

カブトムシ

先日久しぶりに甥っ子へ会いに。

最近カブトムシを飼い始めたようで
虫カゴから取り出し嬉しそうに見せてくれた。

「元気なカブトムシだね〜どこで捕ったの?」

そう聞くと、

「パパに買ってもらったの」と。

僕が子供の頃も
店頭で売られていることはあったが、
同級生や父親と一緒に
餌を仕掛けて捕まえるのも楽しみのひとつだった。

明るいうちにポイントを探して、
暗くなった頃に餌を仕掛けた場所へハント。

雑木林を掻き分け
色んな虫が飛び交うなか、
捕まえられたあの瞬間は
嬉しさと喜びに溢れていたなあと思い返した。

と同時に捕まえる苦労も経験していたので、
長生きできるよう大切に育てていた記憶も懐かしい。

手に入れることの難しさや
苦労の先に抱いた感情とか
当時は深く考えていなかった。

便利な世の中になり
色々な物事が手に入りやすくなったけど
手間や苦労を経て得られたものには
特別な意味合いがきっとある。

そんなことを思い巡らせながら
大切に育ててね。
と甥っ子へ願いを込めた
夏休みのできごと。

FIRST CLASS  橘 凌平