昨日は、帰り道にイヤホンを外して歩いてみました。
普段はほとんど音楽を聴いています。
駅から家までの道も、コンビニへ行くときも、移動時間があれば何かしら流していることが多いです。
だから、イヤホンを外して歩くことなんて、ほとんどありません。
でも昨日は、なんとなくそのまま歩いてみました。
最初は少し物足りなく感じました。
いつもなら音楽が埋めてくれている時間に、足音や車が走る音、信号機の電子音が聞こえてきます。
少し歩くと、風で木が揺れる音や、遠くで鳴いている虫の声まで耳に入ってきました。
普段からそこにあったはずなのに、音楽を聴いていると気づかない音が、今日はひとつひとつ耳に残ります。
もちろん、音楽は好きです。
何気ない帰り道を少し特別な時間にしてくれるし、その日の気分を変えてくれる力があります。
でも、たまには何も流さない時間も悪くないなと思いました。
音楽がないからこそ聞こえる音もあって、それはそれでちゃんと心地いい。
見慣れた帰り道のはずなのに、少しだけ違う景色を歩いているような気がしました。
また明日には、いつも通りイヤホンを付けて歩いている気もします。
それでも、たまにはこうして街の音だけを聴きながら歩く時間を作ってみようかなと思います。
音楽が好きだからこそ、音楽のない時間も、少しだけ好きになれた帰り道でした。
FIRST CLASS
伊丹夕季(いたみゆうき)