夜、家に帰ってきてからの時間は、世界で一番自分を甘やかす時間にしたい。そう思っています。
社会人になりたての頃は、休みの日に予定が詰まっていないとなんだか焦ってしまったり、SNSを見て「みんな楽しそうやなぁ」と誰かと自分を比べて落ち込んだりすることもよくありました。
でも、20代後半になって、ようやく「何もしないこと」の価値が少しずつ分かってきたような気がします。
「何もしない」という贅沢な時間。
頑張りすぎて疲れてしまったときは、思い切って部屋の天井灯を消してしまいます。
代わりに、小さい間接照明だけを灯す。
それだけで、部屋が小さな隠れ家みたいになって、ホッとします。
スマートフォンの電源を切るか、少し離れた場所に置いて、好きなの紅茶を淹れます。
そして、何も考えずにただお茶の温かさを手元に感じながらぼーっと過ごす。
「何かを生産しなきゃ」「何かをインプットしなきゃ」という焦りから自分を解放してあげる。
この「徹底的に何もしない時間」こそが、私の凝り固まった脳みそを柔らかくほぐし、深い心の休息を運んできてくれます。
誰のためでもない、ただ自分自身のためだけに流れる夜の時間。
この時間の使い方はやはり凄く贅沢に感じます。
FIRST CLASS
伊丹 夕季