原初的ラジオ体験

原初的ラジオ体験

ポッドキャストをよく聞きます。

散歩していても電車に乗っていても料理していてもご飯を食べていても、最近大体ポッドキャストを聞いている気がします。
面白そうな番組を見つけると、過去作から一気に最新話まで聞き尽くして、さらには毎週のルーティンへ、というように、加速度的に聞く量が増えていってしまう日々です。

別にラジオっ子ということは無かったのですが、意外とラジオとの出会いは古いです。
時は、中2の佐伯少年が、買ったばかりのiPod touchでバナナマンのポッドキャスト番組に出会った時に遡ります。

TBSラジオ「バナナマンのバナナムーンGOLD」というラジオ番組、の収録後の30分ほどの雑談を録ったポッドキャストを、なぜかたまたま見つけました。
別にバナナマンのファンでもラジオファンでも無かったのですが、なぜか本編ではなくポッドキャストを聞き始めました。

本番組では無いのでコーナーもお便りも無いただの雑談です。
通というか意味不明です。
ただ、ゆるゆるとたまに笑える雑談は耳心地が良く、学校や塾や部活の行き帰りにいつも聞いていました。

その後、確か1年ほどしてポッドキャスト版が終了したので、仕方なくTBSラジオの本番組の方を聞き始めました(そんな奴は普通存在しない)。
本番組は、作家の入ったプロの本気の世界で、当然に異常な面白さでした。
道で歩きながら聞いている時は、笑いを堪えるのに必死で死にそうでした。

自分にとってバナナムーンGOLDは、大学受験シーズンの夜、高校の近くの自習室から自転車で帰宅する15分間の、束の間の休息時間に一人でほくそ笑みながら帰った道と、分かち難く記憶の中で結びついています。

大学生の初めくらいまでは毎週欠かさずずっと聞いていたのですが、そういえばいつの間にか聞かなくなってしまいました。
別にバナナムーンから転じて他の芸人のラジオを聞いたりするわけでもなく、ひたすらバナナムーンGOLDだけを聞き続けるという、謎の挙動をしていたと思います。

お笑いは好きなのですが、芸人さんのラジオとかはなぜか今でも聞かず、色んなジャンルのポッドキャストは掘りまくってます。
振り返ってみると、つくづく嗜好の傾向に一貫性が無く意味不明だなと思います。

FIRST CLASS
佐伯 渉(さえき わたる)