差し色

差し色

絵を描くとき、白黒の絵しか基本は描きません。
漫画はいつも白黒だから、というのもありますが、線で描くだけでじんわり伝わる何かを大事にしたいからです。

ただ、一色だけ、絵のどこかに差し色を入れることがあります。
例えば、口紅だけ、暗い赤で塗ったりします。
まなじりにアイシャドウの暗い紫を塗ったりすることもあります。

たった一色だけ差し色を入れると、その色が映えて、その色に自然と目がいく気がします。
多くの色をガチャガチャ使うより、その絵の世界観がぐっと引き立つような気がするのです。

夢物語ですが、仮に描いた漫画がアニメ化されたら、一つだけの差し色をいれる白黒アニメにしたいなと妄想しています。

シンプルなものにひとつなにかを足す方が味が出るものは、絵だけではなく他にもあるんじゃないだろうか、と絵を描きながら思ったので日記にしました。

FIRST CLASS
手塚 祥吾(てづか しょうご)