失敗って、
振り返るとやたら多い。
うまくいったことより、
うまくいかない時間のほうが、たぶん多い。
でも時間が経つと、
「あのときの失敗」の輪郭が少しずつ変わる。
当時は終わったと思っていたのに、
いつの間にか別の場面で役に立っている。
果たしてそれは失敗だったのか。
思い通りにいかなかったことを「失敗」にするのも、
「経験」にするのも、
後からの解釈次第。
そこで終わらせなければ、
失敗に見えたストーリーには、まだ続きがある。
そのときの失敗は中継地点。
振り返ると、
ちゃんと前に進んでいるのは、
うまくいった瞬間よりも、
うまくいかなかった積み重ねのほうだったりする。
だからまあ、
そんなに悪いものでもない。
時間が経てば、
たいていの「失敗」は形を変える。
思い出になるか、
ヒントになるか。
どちらにしても、
そのままでは終わらない。
「失敗」なんて、
名前をつけるのが早すぎるだけだ。