人生の目的は何か。
そう聞かれて、
即答できる人は少ないと思う。
日々仕事をして、
調子のいい日もあれば、
何も噛み合わない日もある。
ふとした瞬間に、
「なんでこの仕事をしているんだろう」
そんな考えが浮かぶこともある。
このまま進んだ先に、
一年後、五年後、
自分はどこへ辿り着くのか。
正直、誰にも分からない。
でも、
未来を想像することはできる。
誰にでも与えられた特権。
最悪な未来も、
人生でいちばん輝いている未来も。
船旅に似ている。
波に揺られることは避けられない。
天気だって変わる。
でも、
目的地だけは決められる。
行き先が曖昧なままだと、
どれだけ進んでも、
見える景色は変わらない。
というか、たぶん進んでいるように見えて
方向が間違っている。
細かい航路より、
まずどこへ向かいたいのか。
本当は、
心の奥では分かっているのかもしれない。
ただ、
その声をちゃんと聞こうとする人が、
案外少ないだけなんだろう。