島暮らしの妄想

島暮らしの妄想

松風は田舎出身である。
近くに海はなく、
あるのは田んぼや木などの自然が主で。

そんな環境に育って、
オラこんな村嫌だと思い、
都会に出てきた。

最近、ふと考えることがある。
周りが山と海に囲まれた島で
生まれ育ったら、どうなるんだろうと。

想像するに、
のどかで時間がゆっくり流れていて、
羨ましい限りである。

海で釣りをして、
ボートに乗ってどこかに行って(船酔い不可避)、
バイクでツーリングしながら山に行ってキャンプして。
妄想が膨らむ。

ちなみに、こういう妄想をしているときに
「それ都会でもできるじゃん」
「お家でできるじゃん」
などという戯言は禁句である。

不便を楽しむという考え方もあっていい。

ひとつ気になるのは、
幼少期にそんな暮らしをしていたら、
その街を出ていきたくなるのか否か。

田舎育ちが都会に出たくなるように
島で育った人は島を出たくなるのだろうか。
それとも、出たくないと思うのだろうか。

FIRST CLASS
松風 慎二