「人の営み」を考える前に、少しだけ寄り道。
先日、小雨の降る日に根津美術館へ行きました。
表参道駅から歩いて10分ほど。
雨宿りも兼ねて、ふらっと立ち寄った場所です。
根津美術館は、東京・南青山にある美術館で、日本・東アジアの古美術を中心に展示しています。建築家・隈研吾さんが手がけた、深い軒と竹の並木が印象的な建物も魅力のひとつ。
この日は雨だったこともあり、少し薄暗いエントランスや、しっとり濡れた庭園がどこかノスタルジックで、いつもより時間がゆっくり流れているように感じました。
展示を静かに眺める人。
庭園を傘を差して歩く人。
ベンチで雨が弱まるのを待つ人。
カフェとはまた違う場所でも、そこにいる人たちの過ごし方が、その空間の雰囲気をつくっている。
そんなことをぼんやり考えながら、雨宿りのつもりが、すっかり長居してしまいました。
次はまた、「人の営み」がつくる、その場所らしさについて考えてみたいと思います。
FIRST CLASS
北郷 遥多(きたざと はるた)