【食べているものは、思い出だった】

【食べているものは、思い出だった】

20年以上前、
大学1年生の頃によく通っていたラーメン屋へ行きました。

この辺りに来ることはほとんどないため、
訪れたのは、この20年ほどで今回が2回目です。

当時、若々しい黒髪のリーゼントで働いていた男性は、
白髪交じりになった今も、変わらず黙々と働いていました。

一人暮らしをしていたアパートから
100メートルほどしか離れていなかったこともあり、
あの頃はよく通ったものです。

大学の友人と。
バイト仲間と。

ラーメンを食べながら過ごした、
さまざまな時間が思い出されました。

料理の本質は、味です。

でも、ときには
そこに重なる思い出のほうが、
味以上に大切な意味を持つこともあるのだと思います。

それは場所でも、
音楽でも同じなのかもしれません。

「あの人と食べたな」
「あの人と行ったな」

いつか誰かにそんなふうに思い出してもらえるとき、
その記憶が良い思い出になっていたらいいなと思います。

そんなことを考えながら、思い出に浸っているうちに、

気がつけば替え玉を頼み、
気がつけばスープまで飲み干していました。

思い出の力、恐るべし。

運動しなくっちゃ。