試験会場の教室へ向かって、
階段を上がっていたときのこと。
踊り場で、
立ちすくんでいる方がいた。
階段の中段あたりを覗き込んでは、
また戻るような仕草をしている。
特に気にせず階段を上がっていくと、
中段のところに、
カメムシ。
安藤:
「……ひょっとして。」
階段を上りきったところで振り返り、
安藤:
「あの、すみません。
ひょっとしてカメムシがお嫌いですか?
怖くて上がれないのかなと思って。」
と、何の躊躇もなく話しかけていた。
踊り場のAさん:
「いえ、そういうわけじゃないです。」
安藤:
「…………。」
(違うんかーーーい!
どうやってカメムシを逃がすか、
もう考えてたのにーーー!!!!)
完。笑