『魂』

『魂』

先日、
ふと入った中華料理屋。

三度目くらいになる。

料理はもちろん美味しい。

でも、
毎回心に残るのは、
実は料理「だけ」じゃない。

「いらっしゃいませ。」

「ありがとうございました!」

その一言に、
やけに熱量がある。

大きな声という話じゃない。

声の向こう側に、
「来てくれてありがとう」
という気持ちがちゃんと込められている。

同じ言葉でも、
そこに宿るものは違う。

質、価格、技術。
どれも大事。
でも、サービスは
それだけじゃない。

最後は、
どれだけ相手を歓迎しているか。

その気持ちは、
案外隠せない。

最近は、
効率が求められる接客も増えた。

それも時代なんだと思う。

でも、
魂のこもった一言は、
やっぱり人の心に残る。

食べた担々麺は美味しかった。

でも最後に持ち帰ったのは、
一杯の熱量だった。