Netflixで『どうする家康』を見ている。
同じ時代を描いている
『豊臣兄弟!』をリアタイでも見ている。
同じ歴史上の出来事なのに
描かれ方がかなり違う。
どちらも史実をもとにしているはずなのに
登場人物の見え方、
出来事の意味まで違って見える。
歴史の「真実」とは何なんだろう。
どれだけ資料を調べても
過去に起きたことをすべて知ることはできない。
残された記録にも
書いた人の立場や意図がある。
誰の視点から描くのか。
どちら側に立って物事を見るのか。
それだけで、同じ出来事が違う物語になる。
きっとこれは歴史だけの話ではない。
現代でも
誰かから聞いた話と
別の誰かから聞いた話では
同じ出来事なのに内容が違っていることがある。
自分が正しいと思っていることも
別の角度から見れば
まったく違って見えるのかもしれない。
だからひとつの情報だけで
「これが真実だ」
と決めつけるのは危険なんだと思う。
歴史は残された事実に
想像で空白を埋めながら描かれていく。
そして現代もまた
誰かの視点を通して切り取られた世界を
僕たちは見ている。
見る角度が変われば内容が変わる。
「真実」とはひとつの答えではなく
いくつもの視点を重ねた先に
少しずつ見えてくるものなのかもしれない。