先日行われた、
"WBC世界バンタム級王座決定戦"
白熱の試合展開で最後まで見逃せない試合でした。
今回出場したのは、
那須川天心選手 と 井上拓真選手。
那須川天心と言えば
元キックボクサーでキックボクシングでは
42戦無敗の圧倒的経歴の持ち主です。
一方の井上拓真は、
Monsterの異名を持った井上尚弥選手の弟でもあり
過去にはバンタム級王座にも君臨していました。
那須川選手の"スピード"と"勘の良さ"
井上拓真選手の"経験"と"バリエーションの豊富さ"
どちらにも違った良さがあって
最後まで気迫のこもった試合展開でした。
試合前恒例のフェイスオフでは
互いにメンチを切って"今にも始まりそう"な
雰囲気とピリつきもまた見ものですが、
試合後には握手を交わして互いを認め讃え合う。
そんな姿にホッとする瞬間もまた魅力のひとつです。
試合中は本気で殴り合っているのに
試合後には互いが敬意を持って接している
相対する行動のようにも感じられますが、
『敬意があるから本気で殴れる』
僕は空手を通してそのように体感しました。
"本気で向き合うことが最大の敬意"
その気持ちを改めて思い起こすことができ、
そんな試合を魅せてくれた2人へ
最大の拍手を送った瞬間でした。
FIRST CLASS
橘 凌平 ( たちばな りょうへい )