童心に帰る

童心に帰る

道ゆく木々の葉っぱは枯れゆき
足下の枯葉も多くなってきました。

枯葉を見ると、
「いよいよ冬か…」
どこか儚さを感じる一方。

大量に散った枯葉を集めて…
"ぶわぁっ!" と舞わせたい衝動にかられます。

その内心で、
( 思い切りハジけられるだろうか )
と言ったちょっとした躊躇もあるので、
子供の頃以来できていない出来事でもあります。

今日もそんなことを思いながら、
片手いっぱい枯葉を手に取り
目の前で少しだけ舞わせていました。

大人になるってこういうことなのかな。
って童心を振り返る瞬間でもありました。

いつからか、
「大人びる」ことばかりを目指して過ごしていて
今でも無意識にそう思ってしまう瞬間があります。

どこか童心に帰れる瞬間があるだけで
そのとき抱えている悩みや思いから
フッ と解き放ってくれて

時間がゆっくり流れるような。
そんな不思議な感覚に浸っていました。

時間は止まらずに過ぎていくけれど、
童心を忘れずに "心のブレーキ" も大切にしていこう。

FIRST CLASS
橘 凌平 ( たちばな りょうへい )