旅行と相性

旅行と相性

駆け込み需要で賑わっている万博ですが、
なんとかチケットを手に入れることができて
ホッとしている週明けです。

前評判では酷評が多かった万博も、
いざ開催したらこんなに賑わいを見せているから驚きですよね。

実際に行かれた方々の話を聞くと「また行きたい!」という感想を多く聞いたので、
(それならば…!)
と思い、友人を誘って行くことにしました。

一緒に行く友人とは学生時代からの付き合いなので、
お互いが自然体で過ごせる仲です。
それ故に彼のルーズな一面に驚かされる場面もありました。

実は以前も旅行を計画し声掛けしたことがあります。
誘い出しに対して彼は必ず、

「空けとくわ!」

と2つ返事してくれるところが彼の良いところでもあります。

旅行当日、準備万端で待ち合わせ場所に着いて待機していましたが、暫く経っても彼は現れず。
寝坊でもしたかと思い電話をかけると、

「来週かと思ってたわ!」

なんと日程を間違えて仕事をしていたのです。
幸いシフトの融通が利く仕事だったので、仕事を切り上げてもらいましたが、合流した頃には予定時刻から3時間が経過していました。

結局、予約していたお店はキャンセルとなり、
道中の予定も半分以上白紙。
場当たり的なスケジュールで臨むことになったのですが、彼は

「ここへ行こう!あそこへ行こう!」

とそれはもうアグレッシブで。
現地の方とも交流をもつきっかけとなり、
帰る頃には、

「楽しかったー!」

全部ひっくるめて最後にはいい想い出となりました。

ただ、終わり良ければ…という訳にもいかないので、
改めてルーズさについて彼に問うと、

「任せられる安心感から頼りすぎちゃってさ」

と話されました。

今回は彼のアグレッシブな部分に助けられた部分もありますが、それもまた僕より魅力的な部分でもあることに気がつきました。

性格や嗜好、系統も僕とは相反する彼ですが、
だからこそ、それぞれが気が付きにくい点や発想、
思いもよらない出来事が起こることもあって。
いい刺激でもあり、自然と補い合ってるところが心地良いんですかね。

不安さえも楽しみにしながら、
彼の動向を今後も見守っていきたいと思います。

FIRST CLASS
橘 凌平