邦楽語り⑳

邦楽語り⑳

今日は中島美嘉さんを聴いていました。

何度も聴いているはずやのに、ふとしたタイミングで聴き返すと、毎回ちゃんと新しい発見があるアーティストやなと思います。

声そのものに説得力があって、歌い方を大きく変えなくても、曲ごとに空気の色が変わるのがすごいです。

好きな曲は「流れ星」と「SAKURA〜花霞〜(DAISHI DANCE)」。

どちらも、中島美嘉さんの中でも少し雰囲気の違う一面が見える曲やなと感じています。

特に好きな「SAKURA〜花霞〜(DAISHI DANCE)」は、原曲とはかなり印象が違います。

原曲の方は、どこか儚さや切なさが前に出ていて、春の終わりみたいな空気をまとっているのに対して、このバージョンはもっと強くて、色が濃い感じが好きです。

同じメロディなのに、アレンジと声の乗り方が変わるだけで、こんなにも別の曲みたいに聴こえるのが面白いです。

正直に言うと、僕はこの DAISHI DANCE バージョンの方が好みで、気づくとこっちばかり再生しています。

「流れ星」もそうですが、感情を前に出しすぎず、でもちゃんと余韻を残してくれるところが、中島美嘉さんの魅力やなと思います。

静かに寄り添ってくれるのに、あとからじわっと効いてくる。

そんな距離感が、好きです。

FIRST CLASS
伊丹夕季(いたみゆうき)