得体の知れないものに惹かれて

得体の知れないものに惹かれて

最近、「キャトルミューティレーション」という言葉を久しぶりに見かけました。

昔はオカルトが流行っていて、UFOや宇宙人の特番がよくあり、その中でよく出てきたワードですが最近はほとんど目にすることもなくZ世代の方はそもそも知らないかもしれません。

牧場の牛が何者かにさらわれて、臓器や血液を失った状態で返される——という、今思えばかなり不気味で突拍子もない話。

子どもの頃は怖くてチャンネルを変えたりしていたのに、どこか惹かれていた気がします。

あの“得体の知れないもの”に心を動かされていた感覚が、今も少し残っているような気がします。

科学的には全部説明がつくのかもしれないけれど、
あの頃の「信じる楽しさ」は、もう少し大事にしてもいいのかもしれません。

FIRST CLASS
伊丹 夕季(いたみ ゆうき)