五感シリーズ① 視覚

五感シリーズ① 視覚

五感とは、動物やヒトが外界を感知するための多種類の感覚機能のうちのひとつである(以下省略)、とWikipediaには書かれている。

今日はその中の「視覚」について少し考えてみた。

まず、「見る」という感覚は、あまりにも当たり前すぎて、意識することがほとんどない。
でも、目を通して入ってくる景色は、本当はすごく繊細で、気持ちと深くつながっていると感じる。

朝、カーテン越しに差し込む光の色で、なんとなく今日の気分が決まる。
晴れの日の白っぽい光、曇りの日のぼんやりとした灰色、冬の朝のひんやりとした薄青。
光だけで空気の温度まで見える気がするのが不思議だ。

街を歩くと、通行人の服やふと見上げた空。
何気なく視界に入るものが、知らないうちに気分を作っている。

例えば、夕方のオレンジ色の空を見ると胸の奥が少し温かくなったり、深夜のコンビニの光を見ると、妙に孤独と安心が同時にやってきたりする。

視覚は、ただ「ものを見ている」だけではなく、
光や色、影を通して、心の状態まで揺らしてくる感覚なのだと思う。

写真に撮れないものも、目には確かに映っていて、それが記憶になる。

だから、たまにはスマホの画面から目を離して、ちゃんと目で世界を見る時間をつくりたい。

光の変化、誰かの表情、道端にふと映る影の形。
そんな小さなものを見つけられる目でいたいと思う。

FIRST CLASS
今井 かえで

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