いつでも会える、と思っている人ほど
意外と会えなくなっていく。
忙しさや距離のせいにして
気づけば季節だけが先に進んでいる。
「また明日ね」と手を振って別れる。
特別な意味なんてなかったはずなのに、
思い返すとそれが最後かもしれない、
そんな可能性が静かに浮かぶ。
本当に「また明日」が当たり前だったのは、
学生の頃までだったのかもしれない。
同じ場所にいて、同じ時間を生きて、
会う理由なんて考えなくてもよかった。
大人になると、
会うには理由が必要で、
理由がない日は自然と流れていく。
だから別れ際の一言や、
何気ない笑顔は思っている以上に儚い。
ちゃんと覚えておこうと思っても、
記憶は少しずつ薄れていく。
それでも今日も、
いつものように「またね」と言う。
この一つ一つをもっと大切にしていきたい。
そんなふうに思う。