格好つけるって、
なんかキザでいけ好かない印象があるけど、
本気で誰かの前で「よく見られたい」って思うことは、
実はすごく誠実なことなんじゃないかと思う。
だって、どうでもいい相手の前では、
人は格好なんてつけない。
見せたい自分がいるってことは、
その人にちゃんと向き合ってる証拠だ。
「素の自分を見せたい」
っていうのも確かに大事だけど、
それは相手に甘えてる部分もある。
一方で「格好つけたい」って感情は、
その人に幻滅されたくない、
期待に応えたい、
ちゃんと魅せたい。
そんな誠実さの裏返しだと思う。
それが「偽物」だって言う人もいるかもしれない。
でも僕はそうは思わない。
だって、その努力のひとつひとつが、
「あなたに出会えてよかった」って伝える
無言のメッセージだから。
本気で誰かに見られたいと思う瞬間ほど、
人はまっすぐで、美しい。
それがその人にとってのかっこよさになる。