感情的になることは、
思っている以上にエネルギーを使う。
心を揺らす。
声が変わる。
呼吸が乱れる。
身体まで持っていかれる。
だからこそ、
誰かが感情を剥き出しにしてきたとき、
こちらまで同じ熱量で返したら、
場は簡単に飲み込まれる。
受け止める側は、
少しだけ冷静でいる必要がある。
相手の温度に合わせすぎず、
でも無関心にもならない。
その「間」に立てる人は、
信頼される。
ただ、
ずっと理性だけで向き合えばいいわけでもない。
ある瞬間、
あえて自分の感情をぶつけることがある。
抑えていた熱を、
真正面から差し出す。
そのときに初めて分かる。
相手が本当に心を持って向き合っているのか。
それとも、
自分の感情だけを投げつけたい人なのか。
感情と感情が触れ合う瞬間は、
ときに美しい。
そして、ときに残酷でもある。
でもその一瞬が、
関係の「本質」を静かに暴いてくれる。
大人の強さとは、
感情を消すことじゃない。
感情を抱えたまま立てることだと、
最近ようやく分かってきた。