『急がば、未来を見る』

『急がば、未来を見る』

急がば回れと言うけれど、
この「回れ」とは何を指しているのだろう。

年齢を重ねるほど、
今の生活リズムや慣れた環境を
そのまま続けるほうが楽になる。
余計な負担を増やしたくないし、
変化にはどこか抵抗がある。

けれど、世の中の進化は想像以上に速い。
ほんの少しだけ新しいものに触れ、
短い時間でもそこに取り組めば、
数ヶ月後、数年後の生産性がまるで違う。
そんなことは珍しくない。

僕は最近、
この「回れ」という言葉を
「新しいものに割く時間を、自分の中にどう作るか」
という意味だと捉えている。

現状維持のルーティーンを続ける「楽さ」は、
ときに成長を止めてしまう。
逆に、新しい挑戦への時間を
ほんのわずかでも絞り出せるなら、
それは大きな「未来への投資」になる。

自己投資とは、
何か大げさなことを始めることじゃない。
日々の時間配分の中で、
どれだけ未来に向けた余白を確保できるか。
今の延長線だけで生きず、
少しだけ未来の自分を意識して時間を使うことだと思う。