人は何かを続けるとき、
理由を言葉で説明しようとするけれど、
本当のところは
いつだって感情のほうが正直だ。
「続けられるもの」と
「続けたくなるもの」は似ているようで違う。
そこには、
たとえ言語化できなくても
自分の「らしさ」とつながる感覚がある。
うまくいくから続ける。
褒められるから続ける。
それも大事な動機だと思う。
でも、心の奥にほんの少し違和感があるなら、
それは自分の道ではないのかもしれない。
僕らには、それぞれ固有の文脈がある。
経験、価値観、信じたい未来、譲りたくない想い。
それらが一本につながった瞬間、
行動は努力ではなく「自然」に変わる。
「らしさ」は形容詞ではなく、
人生のどこにでも挟み込める「接続詞」だ。
今の選択に添えるだけで、
その行為は意味を持ち、熱を帯びる。
続ける理由に迷ったときは、
周りの音より、自分の内側のうなずきを拾う。
そこに触れられたとき、
一貫性は作るものではなく、
気づいた頃には滲み出ているものになる。