そう思えなかった頃の私は、完璧主義な性格でした。
飲食の現場で、10代の高校生から自分より年上の部下までを預かる立場となり、
「できるようになってほしい」
その思いから、1から100まで教え込もうとしていました。
でも、現実は思い通りにはいきませんよね。
相手の「できない部分」ばかりが目につき、同じことを何度も注意しては、イライラを募らせる毎日。
そんな私が変わるきっかけになったのが、
【死ぬこと以外、かすり傷】この言葉でした。
・誰かに取り返しのつかない迷惑をかけることか?
・怪我などの危険があることか?
この2つに当てはまらないなら、
それはすべて「かすり傷」という名の経験。
そう決めてからは
「なんでできないの?」というトゲのある気持ちは、徐々に溶けていきました。
今でも「おっと」と思う瞬間はあります。
でも、感情の針が振り切れることはないです。
もし今、自分や誰かを責めたくなっているなら。
一度だけ、自分に問いかけてみてください。
「それって、かすり傷じゃない?」と。
許容の物差しが少し変わるだけで、
世界は驚くほど穏やかになります。
FIRST CLASS
瀬戸 かなた