平和ボケ

平和ボケ

人は慣れていく。
どんな環境にも、静かに馴染んでいく。

最初は違和感だったものも、
やがて当たり前になって、
気づけばそこに疑いすら持たなくなる。

恐怖も、感動も、感謝も。
薄れていくというより、
輪郭を失っていく。

危機感さえも、
いつの間にか眠ってしまう。

今、BEASTARSというアニメを観ている。

草食と肉食。
本来なら交わらないはずの存在が、
同じ世界で同じ時間を生きている。

冷静に考えれば、
その関係はどこか不自然で、
少しの緊張の上に成り立っているはずだ。

それでも彼らは近づこうとする。
分かり合おうとする。
手を伸ばしてしまう。

もしかしたらそれは、
平和ボケなんかじゃなくて、
“信じたい”という本能なのかもしれない。

危うさの中にいながら、
それでもなお誰かを求めてしまう。

その矛盾ごと抱えているのが、
人なのかもしれない。

観てるアニメは
人じゃないけど。。

獣だけど、、、、