今日は、最近観た映画の感想も書いてみる。
Netflixで話題の『This Is I』という作品。
性別違和を抱えながら生きる主人公・ケンジ(後のはるな愛さん)が、
家族との葛藤や社会の偏見、そして医療の現場など、
いくつもの壁に向き合いながら人生を歩んでいく物語。
特に刺さったのは、お医師さんの言葉。
「変」というのは、
誰にも理解されない状態のことなのかもしれない。
でも、たった一人でも認めてくれる人がいれば、
それはもう「変」ではない。
この言葉にかなり救われたと思う。
「普通」とか「当たり前」って、
多数派の価値観で決まっているだけだよなと
改めて思った。
そしてもう一つ。
医療とは、ただ病気やケガを治すことではない、
という視点。
医者が一方的に人を救うのではなく、
患者の「生きたい」という力に支えられている。
だからこそ、その苦しみを少しでも軽くしたいと
本気で向き合う。
とある医療行為に法的制約や偏見が残る時代に
1人のお医者さんの意志が後の医療業界を変えていく。
そして、母親に
男ケンジではなく、女・愛として受け入れられた瞬間。
あの場面を見て、
人は“認められる”ことで救われるんだなと思った。
誰か一人に理解されることの重み。
生きたいという力に支えられていること。
テーマは重いけど良い作品だなと思った。
FIRST CLASS
松風 慎二