クリスマスや年末年始、
街はあたたかい光で包まれ、
どこか心まで緩むような空気に満ちています。
そんな時期だからこそ、
ふと、どこか遠くで違う時間を過ごしている誰かのことを思い出すことがあります。
たとえば今この瞬間にも、
世界では8億人以上の人が飢餓の影響を受けていて、
急性栄養失調の状態にある子どもたちは、約4,500万人いると言われています。
この国で暮らしていると、
水が飲めること、食べ物があること、
あたたかい部屋で年を越せることが、
いつの間にか当たり前になってしまいます。
ネガティブになったり、愚痴をこぼせることも、
考え方によっては、それだけでも十分に恵まれているのかもしれません。
だからといって、こうすべきだと伝えたいわけではありません。
ただ、目の前の幸せを感じるそのひとときが、
誰かを想う時間につながっていったなら。
ほんの少し、周りにやさしくなれるような気がしています。