映画『娼年』を、久しぶりに観てみました。
この日記を読んでいる方は、すでにご存じの作品かもしれません。
そうです、松坂桃李さんの桃尻が印象的な、あの作品です。
僕が FIRST CLASS の入店面接を受けたとき、オーナーに勧められて観たのが最初でした。
面接の帰り、そのままの流れで観始めて、
気づけば翌日までかけて一気に。
それが、今年の9月4日のこと。
まだ観たことがない方向けにざっくり言うと、
バーテンダーとして淡々と日々を過ごしていた青年が、
オーナーとの出会いをきっかけに、人と深く向き合っていく物語です。
原作は石田衣良さん、主演は松坂桃李さんです。
当時、オーナーにはこんな感想を送っていました。
様々なお客様がいる中で、
その方に合った接し方をすることで、
その人の奥にある想いを満たしていくのが
娼夫というお仕事なんだなと、松坂桃李さんの桃尻を見ながら、いろいろと考えさせられました。
そして今、立場が変わってから改めて観てみると、
初めて観たときよりも、
登場人物たちの気持ちが、少しだけ身近に感じられました。
人の中にある寂しさや、理解されたい気持ち、癒しの形は本当に人それぞれで、
そのどれもが間違いではないということ。
人の心に寄り添うことは簡単じゃないけれど、
それでも向き合おうとする姿勢そのものに、
今は自然と頷いてしまうこと。
…ちなみに個人的には、
資産家のお爺さんがサングラス姿の松坂さんに
「森中君、続けなさいっ!」と声をかける場面で、毎回ちょっと笑ってしまいます。
あのときの松坂さんの髪がパタパタしている感じも、密かにツボです。
FIRST CLASS
松風慎二