ラブリーサマーちゃんって、名前の雰囲気だけ見ると軽やかでポップなイメージなのに、曲を聴くとその奥行きに毎回びっくりします。
ポップで聴きやすいのに、歌詞が急にズバッと心の深いところに入ってきたり、メロディが明るいはずなのにどこか切なさが残ったり、ひとことで説明できない“ずるさ”みたいな魅力を持っているアーティストだと思います。
特に感じるのは、日常にある感情の機微を拾い上げるのがすごく上手いこと。
あえて大きい言葉にしすぎないからこそ、「あーこれ、自分も感じたことあるな…」ってじんわり思い出させてくる。
楽曲のサウンドも絶妙で、電子音の軽さと生音の温度感が混ざった独特のバランス。
その組み合わせが、夜の街に溶けるみたいな雰囲気を作ってくれて、ふとしたタイミングで聴きたくなるんですよね。
おすすめは「あなたは煙草 私はシャボン」。
弾き語りを練習中ですが、今まで弾きながら歌うってことをしてこなかったので苦戦中です。
そのうち慣れたらお披露目したいです。
FIRST CLASS
伊丹 夕季(いたみ ゆうき)