今日もまた、買う予定なんて一切なかったのに、気づけば袋を提げて帰っていました。
冬って、ただ歩いてるだけでも寒くて気力が削られるのに、お店のあったかい空気に吸い込まれがちなのがズルい。
暖かい飲み物を買うだけのつもりで入ったコンビニで、冬限定のお菓子がずらっと並んでいて、完全に足止め。
季節モノってなんであんなに可愛いんでしょうね。
“限定”って言葉、冬だけ特に強い気がする。
気づけば手には、必要だったような、必要じゃなかったようなアイテム。
レジを出た瞬間だけは「買ってよかった!」って高揚してるのに、帰り道の寒風に吹かれながら「あれ、これ今ほんまに必要?」って冷静になるのも冬らしいところ。
でも、冬の衝動買いってどこか救われる感じがあります。
寒さの中で奪われた元気を、ちょっと取り戻せるような。
今日の予定外ショッピングも、きっとそのためだったんだと思います。
FIRST CLASS
伊丹夕季(いたみゆうき)