恋がうまくいった。
距離が縮まった。
想いが届いた。
それは確かに嬉しいし、
大切な出来事だと思う。
でも、そこで終わりじゃない。
本当に変わったかどうかは、
「相手がどう動いたか」ではなく、
「自分の心がどう育ったか」
で決まるのだと思う。
前より落ち着いて相手を見られた。
疑う前に、聞くことができた。
求めるより、委ねることを選べた。
その小さな変化こそが、
未来を静かに形づくる「種」になる。
恋の悩みが減ることが成長じゃない。
悩みはあっていい。
ただ、その悩みの「質」が変わったとき、
人はひとつ階段を上がっている。
「どうしたら愛されるか」から
「どう向き合えば大切にできるか」へ。
この問いが心の奥で入れ替わったとき、
変化はもう始まっている。