『選択肢を断つ』

『選択肢を断つ』

選択肢は、多いほうがいい。
大多数の人がそう思っている。
実際、
選べる幅が広いほど人生は豊かになりやすい。

けれど、毎日の生活を考えると、
選択肢が多すぎることが、
むしろストレスになることもある。

「今日はどれにしようかな」
「どっちが正解なんだろう」
そんなふうに日々のルーティンで迷っていたら、
決めること自体に疲れてしまう。

こういう場合は
「自分で選択肢を減らす勇気」も必要だと思う。
選べる自由の中で、
あえて選ばない自由を持つ。
「あえて」選択肢を排除することは、
不自由になることではない。
むしろ、
自分の人生をシンプルにデザインするということ。

まずは選択肢を持つ。
そのあとで、必要なものだけを残す。
不要になった選択肢を断ち、迷いを手放す。
自ら断つという選択こそ、
いちばん自由な生き方なのかもしれない。