センスを磨くって、
簡単なようでとても難しい。
なぜなら、正解がないからだ。
「あの人はセンスがいい」とか、
「なんかダサいよね」とか。
そんな評価って、曖昧なようでいて、
実は「その人がどう生きているか」
に直結していると思う。
僕が思うセンスの正体は、
「意味づけ」の積み重ねだ。
自分が発する言葉、
身につけるもの、
行く場所、関わる人。
その一つひとつに、
どれだけ自分なりの意味を持たせられるか。
たとえば、
何となく買った服と、
「今の自分に似合う」と思って選んだ服では、
同じ服でも印象がまるで違う。
そこに意思があるかどうか。
その差が、センスになる。
センスって結局、
「意思のある選択」の積み重ねなんだと思う。
なんとなく選ぶ癖が続くと、
自分の輪郭がぼやけていく。
でも、一つひとつの選択に
自分の感情や意図を通すようにすると、
少しずつ「らしさ」が磨かれていく。
センスは、才能じゃない。
自分の人生に意味を与える習慣なんだと思う。