
今日は新しく、いちじくのお香を買いました。
お香を焚く時間が好きで、部屋にほんのり煙が広がると、自然と気持ちが落ち着きます。
食べる方のいちじくも好きで、あの柔らかくて甘い香りを思い出すと、秋がきたなあと感じます。
でも、今年も秋果の旬が終わってしまうと思うと、少しだけさみしい気持ちになりますね。
新しいお香を焚いてみたら、とてもいい香りで。
深みのある甘さの中に、少しウッディな香りが混じっていて、思わず深呼吸してしまいました。
でも不思議なことに、初めてのはずなのに、どこかで嗅いだことがあるような気がしてきて。
しばらく考えていて気づいたのは、シーシャ屋さんの香りにそっくりだということ。
独特で、少し異国の空気をまとったような、どこか非日常を感じさせる匂い。
それが部屋の中に漂っているのがなんだか不思議で、心地よくて、時間を忘れてしまいました。
新しい香りなのに、知っている香り。
不思議な感覚でした。
伊丹 夕季(いたみ ゆうき)