『ヒトと問題』

『ヒトと問題』

例えば何かを始めても、
続かなくなることは誰にでもある。
新しい習慣、挑戦、勉強。
3日坊主で終わることだってあるだろう。

その度に
「俺はダメな人間だ」と思い込む人は案外多い。
でもその考えは非常にもったいない。
というか解決に結びつかない。
なぜなら自分という存在と、
目の前の問題は別物だからだ。

問題は人間そのものではなく、
なぜ続かなかったのか、
どうすれば改善できるのか、原因を探るべきだ。
自責思考という言葉は耳にいいが、
間違えると「自分を否定する作業」になりがち。
これは自責思考の罠みたいなものだと思う。

ヒトと問題を分けて考える。
これが、本当に効果的な自責思考であり、
成長のための思考法だと思う。
問題の向こう側にある課題を冷静に見つめることで、
次の行動が自然と見えてくる。

自分を責めるのではなく、問題を観察する。
その視点ひとつで、
自己肯定感が下がることもなくなるし、
精神的にも楽になるよね。