今日はFIRST CLASSの公式でツイートされていた官能映画の中から、さっそく『マリアンヌ』を観てみました。
第二次世界大戦を舞台にした物語で、ブラッド・ピット演じる将校とマリオン・コティヤール演じるフランスのレジスタンス女性が出会い、愛し合い、そして運命に翻弄されていく。
最初はスパイ同士の冷静な関係のはずが、気づけば互いに惹かれあっていく展開に胸がざわつきました。
特に印象に残ったのは、任務で初対面した女性を“妻”として扱い、パーティで自然に周囲へ溶け込んでいくシーン。
初対面なのに違和感がまるでなく、自然な立ち居振る舞いと完璧なエスコート。
「ここまで堂々としていれば、周りも信じるしかない」と思える姿勢に、男として大いに勉強になりました。
そして物語が進むにつれて、「信じたい気持ち」と「疑わなければいけない現実」の間で揺れ動く二人。
愛しているのに、もしかしたら裏切られているかもしれない──そんな緊張感が画面を通して伝わってきて、最後まで目が離せませんでした。
エンドロールを迎えたときには、空いた口が塞がらなくなって、心にぽっかりと穴があいたような感覚。
ただのラブストーリーではなく、「愛と信頼とは何か」を突きつけられた気がしました。
観終わったあとも、心に問いが残り続けています。
「誰かを信じる」とはどういうことなのか──。
きっと答えは一つじゃないのかもしれません。
FIRST CLASS
松風 慎二